おとなチャレンジ

やりたいことをやりたいように。総合職二児ワーママの仕事、こどもの教育、趣味との試行錯誤ブログ。

おまえこそシティーハンター!

すごく間が空いてしまいました。
その間、仕事して働き方に悩みつつ、子どもと遊んで知育のタイミングに悩みつつ、家のリフォーム進めつつ、芝居観て漫画にハマって芝居観てました。
盛りだくさんすぎてやばいですね。
とりあえず考える時間を減らしたい。


さて、育児ネタが続いていたブログでこのタイトル、急にどうしたって感じですが、少し前に宝塚歌劇を観てきたのでその感想を書きたいと思います。
そもそも、このブログはワーママが趣味も育児も充実させたいってのが主旨なので、ご理解ください。


観てきたのは雪組公演
ミュージカル「シティーハンター~盗まれたXYZ~」
ショーオルケスタ「Fire Fiver!」

もう東京公演始まってますね!おめでとうございます!でも観に行ったのは本拠地宝塚公演です!おっそ・・・。



そもそもですが、私は筋金入りの宝塚ファンです。
幼少期に「芝居の月組(この呼び方で大体の年代がわかる人は通ですね握手)」を観て以来のオタクです。
時代ごとに応援する贔屓がいつつ、今はのんびり気が向いたときに観ています。

観たいは基準は、主に作品と演出家です。
宝塚歌劇団は、演出家を自力で養成して抱える集団です。そして、その演出家ごとに作品のカラーというものがあり…この人の作品だったら観たいor観たくない、みたいなのがあったりします。有り体に言うと好みですね。
苦手な演出家の作品が当たったら、贔屓がいても観に行くのをためらいます。行かないこともあります。



さて、そんな私がなぜ今回の公演を観に行ったか。

シティハンターが好きだから?
違います。
演出家が好きだから?
違います。

ずばり!
彩風咲奈さんと朝月希和さんのトップ作品一作目、お披露目公演だったからです~!
(さっきの演出家話どこいった)


という理由が半分で、あとは半分は、「演出家がシティーハンターをどう表現するか観てみたかった&ダンスが得意なコンビのショーを見てみたかった」というのが動機です。

この演出家(齋藤 吉正氏。ファンは愛を込めてサイトーと呼んでいます)、筋金入りのアニメオタクでして。
芝居の冒頭に絶対自己紹介映像(登場人物大写し&アニメ)を挟んできたり、端役の人たちにまで濃いキャラ付けを求めるため、舞台上での小芝居が多く、一度では見切れないくらい舞台が賑やかなのが特徴です。
時のトップさんに「残酷な天使のテーゼエヴァンゲリオンの主題歌)」を歌わせたりもしましたね。あれは私は許していません。貴重な退団公演で趣味全開か歌ウマで耳福だからってなにしてもいいわけじゃないんだぞコラ。
と、いう恨み言補足は置いておいて、シティーハンター自体は読んだことがなかったのですが、この組み合わせなら面白くなるんじゃないか・・・という期待を込めてチケットを取りました。

あとダンスができるトップコンビが好きなんですよ~。
ただ技術的にうまいだけじゃなくて、情緒的というか、ふたりで作る空間にときめけるダンスコンビ。



さてまずは大まかな感想。

シティーハンター
とにかく面白かった!
スピーディーに展開するけど、分かりやすいストーリー。
(ここ不安に思ってたから思ったよりもストレートな物語でホッとした)
作品から飛び出してきた魅力的な登場人物が生き生きと舞台を駆け回る楽しさ。
やっぱりそこかしこで行われる小芝居に目移りしながら、お披露目ならではの勢いというか、祭り感を楽しみました。

「Fire Fiver!」
踊ってましたね。すごく踊ってた。
数で攻めてくる系のショーでしたが、似たような系統の演出家中村B氏とかとも違い、ただひたすらガチで踊ってた印象。
その分没個性というか・・・皆同じ衣装着てるし、被り物してるし、判別ができなかった。
特に娘役さんの衣装何ごと?!娘役力の魅せ所がなさ過ぎて私の心が死んだ。
ただ、いろんな踊りが見られたし、お披露目ならではの皆で盛り上げようという気迫がすごかった。3回目くらいから楽しくなってくる感じ(普通の人は1回しか見ません)


印象に残ったキャストごとに。

彩風咲奈さん(冴羽亮):
トップ就任おめでとうございます!!!!!!
いつまでも若手のような気がしていましたが、もうトップさんなんて・・・と親戚のおばちゃん気分でした。
足長っ!真剣な顔かっこよっ!
でも私は咲ちゃんのコミカルな演技が好きなので、芝居出だしからのノリが嬉しかったです。あとコミカルと真剣の切り替えにキュンとしてました。
たまに座席の都合により歌と台詞が聞きづらい。
ショーはただひたすらのびのびしていたのですごいなと思いました。
ロケットまでやりだしたのには度肝を抜いた。トップさんただでさえハードなんだからロケットまでやらせんでも・・・とは思いました。


朝月希和さん(香):
希和ちゃんは花組時代から結構好きなのであまり中立的な感想にはなりませんが。
かーわーいーいー。
男勝りな部分と、女性的な部分の相反する部分をうまく出せていたんじゃ無いかと思います。
同じ感想よく見かけますが、ハンマーシーンのコミカルな間や立ち姿がすばらしいですね!希和ちゃんの身体能力があってこそかな。
トップと二番手とのヒロイン取り合いが好みなので、いいぞもっとやれという気持ちですね。歌に合わせて進行する3人のシーンとか…もっと見せてくれ~!!!って感じでした。ヨシマサ脚本の都合上尺がないのは理解している。
ただ、一人称が「俺」「あたし」とか混ざるのが結構謎でした。
原作読んだら分かるのかもしれないけど、正直芝居は観たものが全てなので…裏設定は意味ないというかちゃんと描けよとは思う←演出にね。
歌はさきちゃんと同じく。全体的に低すぎない?
ショーはキメ顔で踊る姿が正直誰よりも格好よかった恋に落ちるレベルだった。さきちゃんと同じくダンス得意なので、二人で踊りまくってくれるかなと思ってたら、意外にあまり組まなかったな~という印象でした。通常のショーと同じレベルというか。スーツのシーンでいつ出てくるのかとラストまでずっと身構えてましたよ。
デュエットダンスはお披露目にふさわしいフレッシュさとあたたかさを感じました。


朝美絢さん(ミック):
あーさの白コートは心を救うね。
くるっと回った瞬間の裾よ…衣装さんありがとう…。
基本声が良いので、必要以上に声を張らなくても良いのではとは思う。
あとミック自体が心を見せないキャラクターなので、なんかこう…もっと底を見せてくれええええええ!ってなりました。
特に三角関係、もっとやっていいのよ(まだ言う)
ショーは、メインのシーンがこんな二番手のシーン見たくないランキングぶっちぎり第一位って感じだったのがもう悲しすぎましたがそれはあーさのせいじゃない。


縣千さん(海坊主):
あんたこそ海坊主だ!
芝居がうまい。お皿割るのかわいい。
あがたくん、ちぎちゃん(早霧せいなさん。前々トップさん)の頃から名前は挙がってたけど、全然顔が認識できず、今回初めて理解。でも次に出てきたときに分かるかは自信ない。ダンス上手すぎ。ショーのメインシーン凄すぎた。


諏訪さきさん(政):
海坊主とのやりとり、ヨーコちゃんとのやり取り、全て相手の間に合わせててすごく上手いなと思いました。よかったです。
最後の戦いの場面では、もうすこし工夫すれば演出的にもっと美味しくできたのでは・・・と少し不満←演出にね。
ショーは完全に歌要員だった。あすくん(久城あすさん)の後を継ぐのだろうか。


綾凰華さん槇村秀幸):
ワンスといいfff!といい、こういう優しい支える役合うよね。演技の幅が広がらない気もするけど・・・。
脚本上の疑問なんですが、最初に死ぬときになんで指輪を託したんですかね?
後で調べたら、原作では義理の妹で、異性としての好意があった・・・とのことだったのですが、だからですか?教えてサイト―!
ショーは縣くんとニコイチ感。お化粧が派手になった気がする。
どこか忘れたけど群舞の時の踊り方で「あああなた星組だったね・・・」ってなった。


夢白あやさん(アルマ王女):
サイトー作品的に、トップさんと2番手娘役絡みの方がおいしく見える説を強化してくれました。
あまりお顔立ちは好みではないのですが、お芝居うまいよね。ちゃんと過去と現在が分かれてて、とても分かりやすかったです。
あとめちゃくちゃ姫タイプ似合う。
ショーはもう少し出てくるかと思ったらそんなにだった。


沙月愛奈さん新宿の母):
新宿の母、最初から最後までかわいかった。
ショーは本当に出てくるたびにあれ誰?!ってなったらあゆみちゃんだったという恒例のオチに目頭が熱くなりました。
あゆみちゃん、長い間本当にありがとう!!!


真那春人さん(ジェネラル):
今の雪組でこれができる人はあなたしかいないわ。
ショーで判別できる数少ない人。出てくるたびに、(まなはる、青・・・)と心の中で思ってました。


久城あすさん(劔会トップ):
これもあすくんならではというか。もっとコミカルなところ見たかった。
ショーでハット被ってるのに判別できた自分に感動した。歌要員ですね。ワンシーン丸々歌ってたのにはびっくりした。


あとは芝居だけ(ショーでは皆さん判別できませんでした)。
星加梨杏さん(織田):ララララブサムバディトゥナイト!群衆の中であれ誰?!って真っ先に思ったよ。光ってた。
星南のぞみさん(美樹):役柄的には好きだったんだけど、役のせいなのか喋り方のせいなのか、ひとりマサツカ作品みたいで、ケイレブハントの時から成長してたのかどうかちょっと判断つかなかった。
彩みちるさん(野上冴子):お色気と美しさに満ちた冴子だった。みちるちゃんって正直女性役でない方が面白い印象があったので(るろ剣の弥彦とかfff!のモーツァルトとか)こんなにできるんかとびっくり。月組に行っても頑張ってね。
彩海せら(小林豊):めっちゃ光ってた。この人は出てくる。
沙羅アンナさん(キャスター結城礼子):回を重ねるごとに色が出てきてて面白かった。
妃華ゆきのさん(カリナ):最初の襲撃の時にセンターで生き生き踊ってる人誰?!ってなりました。大きくなったね。


他、とにかく娘役ちゃんたちがかわいかったです。目が足りない。
あと取り立てのオカマちゃん誰。気になる。




最後に、ただの芝居に対するツッコミを箇条書きにて。

・まず託す相手は絶対にミックじゃないだろ
・槇村の指輪なんやねん・・・(再掲)
・お姫様取られたくらいでパートナー失格ってそんなにキレなくてもよいのでは?
・GetWildが在りし日のTMRevolutionにしか見えずに笑いそうになる。なんか手と腰つきでバッサァ・・・シュバッ・・・みたいな効果音がそこここに聞こえてくる感じ
・原作ファン的には、最後に香が直接仇を討つというのも違和感(瞭がそこは最後の一線だと思って守っていた)みたいですが、そこはあまり感じなかったかな。手にかけたことを悔やむ描写で分かったというか。
・空港で見送る瞭の歌の歌詞がよくて、リズムもよくて何度も口ずさんでしまう。でも耳コピだから合っているかは分からない。
・瞭とアルマ王女との関係とか見てると、こっちがトップコンビでもいいんでね?と中盤まで思っていたのですが、終盤~ラストを見ていると、やっぱり瞭と香は特別な関係だなと思えたので納得しました。(瞭とアルマ王女メインにすると、別作品「シークレットハンター」と被るし)
・というかサイト―本当にトップと娘役2番手の絡み好きだよねなんなの?トップコンビを見たい人間からするとプチストレス時間なんだが。


以上です!
次は星組です!すでに観劇は済んでいます!